RagnarokOnlineを1倍楽しむ方法

 皆さんはもうご存知のことと思うけど、われらの永遠のGM(ゲームマスター)ヒャックたんがGRAVITY社を退社したとか。まあ、あちこちの情報サイトで取り上げられているけれど、β1の頃のことだけあって、知ってる人も減ってきたのかな、ヒャックたん。簡単に説明すると、韓国GRAVITY社がラグナを無料βテストしていた時の初代GMで、ちょっと謎の日本語とより謎な顔文字を使いこなす人気GM、それがヒャックたんであった。(>>参考リンク●らぶひゃっくたん●
 そんなわけで、たまには昔のこととかを思い起こしてみた。昔のコトなので美化されて思い起こされるとかあるけど、それはさておいて、昔のほうが今のラグナよりラクに楽しめたような気がする。ヘンな言い回しだけど。昔のほうがラグナ楽しかったよっていう人も多いけど、俺は決してそんなことはないんじゃないかなーと思う。ただ、昔は特になんも考えなくても楽しかったし、あんまり悩む必要もなかった。今は、そうじゃないんじゃないかなーと思う。
 要するに、ラグナの楽しみ方って昔とはずいぶんと変わってきたんじゃないかっていうのが最近の持論なわけで。んじゃあどうやったらラグナは楽しいのか、ちょっとそういう話をしてみたいと思う。あくまでも、うち個人の特殊論でしかないかもしれないけど。

 以前にとある方とそんな話をしたことがあって、その人は割と寡黙にソロであれこれやってたそうなんだが、おしゃべり好きの変人(俺ではない)とたまたま知り合って…ってとこまで話聞いたところで話がたまたま途切れちゃったわけなんだが、まあそんな感じの話。聞くとその人はつまんないしROはやめちゃおうかなとか考えてたらしいのだけれど、オンラインゲームってものの面白さって会話にあるんだなーとそれ以来思ったとかいう話。
 そんなことはもう知ってるよ、っていうアナタもちょっと考えてみてほしいのだ。要するに、自分がいままで思ってもみなかったような楽しみ方があるかもしれないんじゃない? っていう話。

 それはまあ、別にプレイスタイルに限ったことじゃなくて、たとえば今までに会ったこともないような人と話してみる瞬間とか。ゲーム的なところでは、今までに考えてもみなかった職のキャラを育ててみるとか。まあおそらく、別職作ったらなんていう空想はどういうステ振り/スキル振りにしようかなんてところで8割方満足しちゃってやらなかったりするのだろうけど、多分実際に作ってみると思わぬ仲間ができたり、別な苦労があったりして面白いかもしれないとか思う。あとほら、そのうち来るとか言われてる転生システムのためにキャラをオーラまで育ててみるとかさ。(何

 そう考えてみれば、いまのラグナって「未知」なことが少なすぎるんじゃないかって思う。オーラ後の転生っていうのは久々に現れた「未知」なんだけど、ギルドアジトを取ってしまうことと同様に、普通にやっていたらとてもとても手が届かないような内容だったりする(ウチのギルドはたまたま、ギルドアジトのほうだけは、まだGv参加者少ない時とかに運で取れたりもしたけど)。それに、未知だ未知だと言いつつその情報は案外カンタンに紹介されていたりするし(ウチもそんなサイトの一つだ。一時的にだが)。実際にそういった「未知」に触れるためには、いったいどれだけの労力を費やさなければならないのやら。
 と、あえて悲観することもないのではないだろうか。ラグナってOnlineゲームなわけだから、そういう未知っていうものはそこらへんにたくさん転がってるわけだし。空想するだけで満腹になっちゃうのは、とても勿体無い気がしてならない。料理番組じゃないんだから、見て終わるだけっていうんじゃなくて、おいしそうだなと思ったから食べてみようとお店にいってみるほうが楽しいわけで。

 まあいずれにしたって、楽しいって感じることは、最終的には自分の問題なんだと思う。これはラグナだけじゃなくて、ましてやゲームだけじゃなくてどんなことにも言えることで、楽しもうという意志っていうのはどんな時にでも必要なんじゃないかなあ。漫然と楽しませてもらおうっていうのもアリだとは思うけれども、自分から掴みにいったものほどとうとく感じられるものなんじゃないかとか、思ったりする。「わたしをしあわせにしてね」っていう受動じゃなくて「しあわせになろう」とするアクティビティ。そういうのって今日び流行らないものなんだろうか。

 まあ少なくとも、たとえばガンホーとかそういう会社が楽しませてくれるっていう幻想は既に持っていやしないわけで。そういうもんに頼るよりは自分自身のほうが頼りになるってもんですよ。いまやってるラグナっていうモノは、それ自体で楽しむ「オモチャ」でもあるけれども、そこで楽しむことができる「場所」でもある。オモチャなら飽きてしまえば捨てるだけかもしれないが、場所というのはそれだけのモノじゃあないはずだ。

 まああんまり整理のつかんまま書き連ねているわけだが、さすがにこれだけ長いことラグナやってると愛着みたいなものもあるし、ここまでやっているからこその楽しみがあるんじゃないかって気もするし、実際にそういう楽しみっていうのがあるわけで、それをひたすら追い求めていっちゃうっていうのもまた楽しいことなんだろうなあと思うわけだ。

 とか言ってみるけど、これがとても難しいわけなんで。俺もラグナ楽しんでる自信あるけど、決してラクして楽しんでるというつもりはない。みなさんはどうですかぃ? まあつまり何が言いたいかっていうと、一緒にラグナを楽しんでいく努力をしてみよじゃないか、っていうこと。
 ほら、一番最初の頃にラグナをみんなで楽しませてたエンターテナーがこう言ってたじゃん。
 Let's enjoy Ragnarok ってさ。